日常を送れる生活を目標にする

腰痛は薬や治療ですぐに治るものではありません
風邪をひいたり骨折した場合は風邪であれば内科に行き薬を処方してもらい休養をとって治しますし、骨折であれば整形外科に行きギプスで固定するなどの処置をしてもらい全治3カ月などと診断され、治療に励みますが、例えば精神的な病気の場合であれば、全治何日などありませんし、3年かかったとしても素晴らしい成果ではないでしょうか?

 

腰痛もこれと同じで腰痛があっても日常の生活が出来ていればいいんじゃないでしょうか?
痛みの治療と短期間で答えを出すと考えずに腰痛の治療の目標を【痛みのない生活】から【少しくらい痛くても日常生活が出来ればいい】に切り替える必要があるのです

腰痛はカゼのようなもの

腰痛を繰り返している慢性腰痛の場合ですが、腰痛を何度も繰り返しているからと言って腰痛が今以上に悪化しているわけではありません

 

なので腰痛を繰り返しているうちにどんどん悪化して最後には歩けなくなるんじゃないか?と不安に思っている方も多いと思いますが、そういった事にはなりません

 

腰痛を例えるとカゼの様なもので、カゼは何度もひきますし、時には重いカゼの場合もあれば軽いカゼの場合もあります
しかしカゼはひく回数とともに重症になるわけではありません

 

腰痛もこれと同じで腰痛を繰り返すうちに寝たきりになる事はありません
同じよう様な程度の痛みが繰り返されるだけです

まずは、受診して隠れた病気を確認

腰痛が初めての場合でも再発した場合でもまず、病院に行き受診を必ずするようにしてください
悪化することは無いと思い込み薬局などで鎮痛剤を購入して済まさないでください
一般の鎮痛剤はあくまで緊急処置です 腰痛の10%には重い病気が隠れています
この重い病気を発見するためには病院で診察を受けるしかありません

 

受診時、医師に伝える項目は以下の通りです

 

腰痛に至るまでの経緯
何時頃どのようなきっかけで起きたのか?腰痛発生から受診に至るまでの症状の変化など、腰痛になる前に自分の周囲で辛い事や悲しいことが起きていたらそれも伝えてください その他自分を取り巻く人間関係や精神的に負担に思える問題があれば出来るだけ詳しく伝えて下さい

 

痛みの部位や痛みの程度
腰の範囲や痛みの程度は人によって全く違います 自分の痛みは肩の辺りまで広がっているのか、腰からお尻の全体が痛むのかなるべく正確な位置を医師に伝えましょう

 

糖尿病や高血圧の申告を
手術をするために必要な検査の段階で糖尿病が発覚するケースが多いのです
そうなると手術を延期しなければなりません 検査の際に初めて動脈硬化や高血圧などを合併していたことがわかるケースもよくあります
日ごろから健康診断を受け、自身の健康状態をチェックし受診時に医師に伝えるようにしましょう

体に起きている痛みの意味を考える

腰痛持ちの肩で認知行動療法などによる治療を進めていくことで「自分の腰痛には大切な意味があった自分の人生に腰痛はなくならないものだった」と話す方もいます
治療中に現れる体の変化は個人差があるので一概に言えませんが、家庭内や職場での人間関係に対する不満が自信の心身を傷めつけていた要因であった、腰痛はそれに気づかせてくれたというのです
また、頑固な性格が腰痛を招いていることに気付いて柔軟になろうと努めるきっかけになったと言う人もいます

 

心理や社会的要因が腰痛を引き起こしている場合自分自身では気が付きにくいものです
そこで、腰痛をきっかけに何が問題だったのかを振り返ることで腰痛の意味が見えてきてそれを認識できるようになります
そのことがきっかけで腰痛が治癒に向かうケースもあります
しつこい慢性腰痛の方はその原因がなんなのか、もう一度自分自身の生活や人生を振り返る事も大事なのかもしれません

整形外科のかかりつけ医をつくろう

腰痛が起きた時に医療機関を探すのではなく、可能ならば信頼できるかかりつけ医を決めておきましょう
かかりつけ医であれば、生活習慣などの整形外科以外の病気も含め、それまでの病歴や治療歴も知っているでしょうし、あなたの人柄も含め理解してくれるかもしれません
長く付き合えば信頼できるでしょう この「信頼できる」が大切なのです
信頼できる医師にかかれば、あなた自身が診療に満足し、受診しただけで「安心」も出来るでしょう これはとても大切な事なのです

 

マッサージや針灸などの代替療法を試してみたいときに専門家の立場から相談にも乗ってくれるはずです
代替え療法に感情的な反発を感じている医師がけっこう多く、お医者さんに患者の立場から聞きにくいものですが、信頼できる医師であれば「ホント」のところを教えてくれるはずです

自分にとっての名医を見つける

かかりつけ医を探すのに、最近はやっている名医番付を紹介している本を参考にするのは疑問があります
考えてみて下さい 医師も人間、患者も人間なので相性もありますし、万人にとっての名医なんてありえないと思います
それに最先端の医療をを行っているから「いい医療」というのも一概に言えません
そうゆう意味での名医を探すのではなく、あなたにとっての名医を見つけてください
その探し方は私にもはっきりとわかりませんが、インターネットで検索したり、口コミをチェックしたりなどありますが、最終的には腰痛を良くしたいという強い気持ちで工夫し、労力を惜しまず自分にとっての名医を探してください
「やる気が腰痛を良くします」

 

例えば腰痛改善の為に運動療法がありますが、運動療法は自分で決めて、自分で行って、自分の意志で継続するのです。
「運動療法自体が効いているのではなく、運動療法をやろうと決心し実践し継続できる人が良くなっている」と冗談の解釈があるくらい患者さんの主体性が大切なのです

楽しく体を動かそう!

最近の運動効果に関する研究では、筋力アップ・睡眠の改善・骨折などの予防・認知機能の改善・転倒予防・肥満予防・糖代謝の改善・老化防止・健康寿命をのばすなど次々に報告されています

 

こうしてみるともともと人間の体は運動するように出来ているのでしょう

 

だから当然毎日体を動かしていたほうが、健康維持に役立ち、腰痛の改善にもいい影響を及ぼすはずです
腰痛だからと言って体を動かさないと、活動性が低下し引きこもりがちになります。
そうすると心肺機能が低下し、筋力が衰え、骨密度が低下するなど、様々な悪影響が重なり、精神面でもネガティブになって意欲も減退していくとの悪循環に陥ります

 

この悪循環を断ち切る方法として、日々の生活の中で特別な運動をしなくてもよく体を動かすことに大きな意義があると思います

日常動作の工夫もあなた次第

腰痛の人は重い荷物を持ってはいけない、長時間の車の運転をしてはいけない、寝るときの体勢などと、「〜してはいけない」あるいは「〜すべきだ」と腰痛になったとたん周囲から様々な抑制や指示の言葉を言われたことはありませんか?

 

どんな動作でも自分の腰痛の具合を確認しながら工夫して暮らすことが大切ですが、「正しい方法は?悪い方法は?」などとあまり気にしすぎて身動きが出来なくなることが無いように、自分が気持ちよく感じれるかどうかの「快適さ」を判断基準に選ぶことが大切だと思いますよく、「良い姿勢」とありますが、人間の身体は1人1人個人差がありますし、いくら本に書かれている正しい姿勢をしても、その姿勢で体に疲れを感じたり筋肉が緊張している状態であれば逆効果になってしまいます。

 

その姿勢をしていてあなたが快適なのかどうかが重要なのです